最終更新日:2021年5月31日

BMLinkS機器からの印刷設定について

目次

BMLinkS対応機器の確認

BMLinkS機器から印刷できない場合の確認

『サブネット』の説明

各社BMLinkS機器の設定

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BMLinkS 対応機器の確認

■ 印刷機能の提供形態について(オプション/標準機能)

リコー社製機器の全てとシャープ社製機器の一部はオプションでのご提供となります。

■ 印刷機能の設定について

工場出荷時の設定ではBMLinkSの印刷機能が無効の機器がございます。
以下に各社製機器の設定確認方法をご紹介いたしますので、ご確認ください。

BMLinkS機器から印刷ができない場合の確認

1. 機器の電源

リコー社製機器の全てとシャープ社製機器の一部はオプションでのご提供となります。

2. 機器の印刷機能設定の確認

各社機器のBMLinkSの設定を、確認してください。確認方法は『各社BMLinkS機器の設定』を参照してください。

3. ネットワークの確認

4. 上記の対応を行っても接続できない場合には、各社の製品窓口へお問い合わせください。

『サブネット』の説明

大きなネットワークを複数の小さなネットワークに分割して管理する場合に、管理単位となる小さなネットワークのことをサブネットと呼びます。
一般的なオフィスのネットワーク環境は、このような複数のサブネットの集まりで構成されています。
BMLinkSのプリンタドライバは、ネットワーク上にある機器を検索する場合に、デフォルトではマルチキャストと言われる方式を使って、ネットワークに存在する機器にメッセージを送ろうとします。ただし、マルチキャストによるメッセージは、通常のネットワーク設定では、サブネット内にしかメッセージが伝わらないように制御されています。そのため、サブネットをまたがる機器に接続するためには、直接IPアドレスを指定する方式を使用する必要があります。

各社BMLinkS機器の設定

1. キヤノン社製機器でBMLinkSを使用するための設定について

2. コニカミノルタ社製機器でBMLinkSを使用するための設定について

3. シャープ社製機器でBMLinkSを使用するための設定について

4. 富士ゼロックス社製機器でBMLinkSを使用するための設定について

5. リコー社製機器でBMLinkSを使用するための設定について

1. キヤノン社製機器でBMLinkSを使用するための設定について

BMLinkSのプリントサービスを使用するには、機器のBMLinkS機能を有効にする必要があります。機器のBMLinkS機能を有効にするには、機器の内蔵Webページ(リモートUI)から設定を行います。

※ 注意 ※

設定方法

BMLinkS機能を有効にする方法は使用する機器によって異なります。
ここでは、「LBP シリーズ等のプリンター」と「iR/iR-ADV/imagePRESS シリーズ等の複合機」の二つの場合に分けて設定方法を説明します。

■ LBP シリーズ等のプリンターの場合

  1. 操作パネルから [セットアップ]を押します。
  2. [標準ネットワーク]を選択し、[OK]を押します。
  3. [リモートUI設定]を選択し、[OK]を押します。
  4. [リモートUI]を選択し、[OK]を押します。
  5. [オン]を選択し、[OK]を押します。
  6. プリンターを再起動します。
  7. コンピューターのWebブラウザーから「http://<プリンターのIPアドレス>/」 にアクセスします。
  8. [管理者モード]を選択して、パスワードを入力し、[OK]をクリックします。
  9. [デバイス管理]メニューから[ネットワーク]を選択します。
  10. [TCP/IP]の[変更]をクリックします。
  11. [BMLinkS]を[使う]を選択します。
  12. 必要に応じて[Discovery送信間隔]で、プリンターの機器情報をネットワークに送信する間隔を選択します。
  13. 必要に応じて、[組織名]、[支店名]、[ビル名]、[階数]、[ブロック名]を設定します。
    <メモ> それぞれ半角 64 文字/全角 32 文字まで入力できます。
  14. [OK]をクリックします。
  15. プリンターを再起動します。

■ iR/iR-ADV/imagePRESS シリーズ等の複合機の場合

  1. 操作パネルから(設定/登録)を押します。
  2. [管理設定]>[ライセンス/その他]>[リモートUIのON/OFF]を押します。
  3. [ON]を選択し、[OK]を押します。
  4. [閉じる]を押し、トップ画面まで戻ります。
  5. 複合機を再起動します。
  6. コンピューターのWebブラウザーから「http://<複合機のIPアドレス>/」 にアクセスします。
  7. [管理者モード]を選択して、システム管理部門IDとシステム管理暗証番号を入力し、[ログイン]をクリックします。
  8. [設定/登録]>[ネットワーク]>[TCP/IP設定]>[BMLinkS設定]をクリックします。
  9. [BMLinkSを使用する]をチェックします。
  10. 必要に応じて[Discovery送信間隔]で、プリンターの機器情報をネットワークに送信する間隔を選択します。
  11. 必要に応じて、[組織名]、[支店名]、[ビル名]、[階数]、[ブロック名]を設定します。
    <メモ> それぞれ半角 64 文字/全角 32 文字まで入力できます。
  12. [OK]をクリックします。
  13. 複合機を再起動します。

BMLinkS for MEAP について

iR /iR-ADV/imagePRESS シリーズ等の複合機を使用している場合、「BMLinkS for MEAP」のアプリケーションをインストールすることで、基本のプリントサービスに加え、以下の機能が使用できます。

「BMLinkS for MEAP」の設定については、「BMLinkS for MEAP」に付属の『BMLinkS for MEAP ユーザーズガイド』を参照してください。

2. コニカミノルタ社製機器でBMLinkSを使用するための設定について

BMLinkSのプリントサービスを使用するには、機器のBMLinkS機能を有効にする必要があります。
機器のBMLinkS機能を有効にするには、Web Connectionから設定を行います。

※ 注意 ※

設定方法

1. 本機のIPアドレスの設定など、ネットワークに接続して使うための設定のしかたは、機器付属のマニュアルをごらんください。

2. BMLinkS印刷の基本設定をする。

設定 説明
[BMLinkS使用設定] BMLinkSを使うときは、[使用する]を選びます。
初期値は[使用しない]です。
[ポート番号設定] 必要に応じて、ポート番号を変更します。
通常はそのままお使いいただけます。
  [SOAPポート番号] 必要に応じて、SOAPポート番号を変更します。
SOAPポートでは、印刷コマンドを受信します。
初期値は[52080]です。
  [プリンターポート番号] 必要に応じて、プリンターポート番号を変更します。
プリンターポートでは、印刷ジョブを受信します。
初期値は[52000]です。
[タイムアウト設定] 必要に応じて、通信のタイムアウト時間を変更します。
  [サーバータイムアウト] 必要に応じて、本機が印刷コマンドや印刷ジョブを受信するときの、通信のタイムアウト時間を変更します。
初期値は[60]秒です。
  [クライアントタイムアウト] 必要に応じて、本機がプリンタードライバーに通知するときの、通信のタイムアウト時間を変更します。
初期値は[60]秒です。
必要に応じて、起動公告を送信してから、タイムアウトするまでの、公告の有効時間を変更します。
  [サービス通知間隔] 有効時間を経過しても、BMLinkSを使っている場合は、自動的に更新されます。
初期値は[3時間]です。
[デバイス情報設定] 必要に応じて、本機の情報を設定します。
  [プリンター名] プリンタードライバーに通知する、本機のプリンター名を入力します(半角255文字以内)。
初期値は[BMLinkS Print]です。
  [Friendly Name] プリンタードライバーに通知する、本機の名前を入力します(全角/半角255文字以内)。
本機を探すときに使用されるわかりやすい名前をつけます。 初期値は[BMLinkS Device]です。
  [設置場所] 必要に応じて、本機の設置場所を入力します。
[通知許可設定] 印刷完了後に、通知するかどうかを選びます。
初期値は[使用する]です。
設定 説明
[SSDP] BMLinkSを使うときは、[使用する]を選びます。
SSDPを使うと、本機でBMLinkSサービスが起動したことを、プリンタードライバーに知らせます。
また、プリンタードライバーで、SSDPによるBMLinkSサービスのサービス検索が行われると、本機が検索条件に合致する場合に応答します。
初期値は[使用する]です。
[マルチキャストTTL設定] 必要に応じて、SSDPマルチキャストパケットのTTL(Time To Live)を変更します。
初期値は[1]です。

3. SSLで通信する。(本機とコンピューターとの間の通信をSSLで暗号化する場合は、以下の設定をします)

設定 説明
[SSL設定] SSLで通信するときは、[SSL通信のみ可]または[SSL/非SSL通信可]を選びます。
初期値は[非SSL通信のみ可]です。
[ポート番号設定] 必要に応じて、SSL通信用のポート番号を変更します。
通常はそのままお使いいただけます。
  [SOAPポート番号(SSL)] 必要に応じて、SSL通信用のSOAPポート番号を変更します。
初期値は[52443]です。
  [プリンターポート番号(SSL)] 必要に応じて、SSL通信用のプリンターポート番号を変更します。
初期値は[52001]です。

3. シャープ社製機器でBMLinkSを使用するための設定について

BMLinkSのプリントサービスを使用するには、機器のBMLinkS機能を有効にする必要があります。
機器のBMLinkS機能を有効にするには、機器の内蔵Webページから設定を行います。

※ 注意 ※

設定方法

  1. コンピューターのWebブラウザーから「http://<プリンターのIPアドレス>/」 にアクセスします。
  2. 設定状態により、ユーザー認証を要求される場合がありますので、「管理者」としてログインしてください。
  3. [ネットワーク設定]をクリックします。
  4. 2でログインしていない場合、この時点で「管理者」としてログインが要求されますので、パスワードを入力して[ログイン]を押します。
  5. [サービス設定]をクリックします。
  6. [BMLinkS]をクリックします。
  7. [BMLinkS]で[有効]を選択します。
  8. 必要に応じて、[デバイス名]、[組織名]、[支店名]、[ビル名]、[階数]、[ブロック名]でBMLinkS機器としての情報を設定します。
  9. 必要に応じて、[プロファイル有効期限]、[TTL]で、プリンターの機器情報をネットワークに送信する間隔及び配信範囲を設定します。
  10. 必要に応じて、[印刷データ受信タイムアウト]でBMLinkS印刷時の印刷データの受信タイムアウトを設定します。
  11. [登録]を押します。
  12. 複合機を再起動します。

4. 富士ゼロックス社製機器でBMLinkSを使用するための設定について

BMLinkSのプリントサービスを使用するには、機器のBMLinkS機能を有効にする必要があります。
Webブラウザーを使用して、機器内蔵Webページ(リモートUI)からBMLinkS機能を有効にする設定方法を示します。

※ 注意 ※

設定方法

  1. コンピューターのWebブラウザーから「http://<プリンターのIPアドレス>/」 にアクセスします。
  2. プロパティを選択すると管理者パスワードの入力画面が表示されます。そこで「管理者名」と「パスワード」を入力し、「OK」ボタンをクリックしてください。
  3. 「ネットワーク設定」 > 「プロトコル設定」 > 「BMLinkS」を選択してください。
  4. 「起動」にチェックして、「新しい設定を適応」のボタンをクリックしてください。
    この時点で「ディスカバリー」情報などを、入力することも可能です。
  5. 再起動を行う必要があります。「再起動」ボタンをクリックすると、確認画面が表示されますので、その「OK」ボタンを押すとマシンが再起動されます。
  6. 再起動されたことを確認してください。これでBMLinkS機能が有効になりました。

5. リコー社製機器でBMLinkSを使用するための設定について

リコー社製機器でBMLinkSのプリントサービスを使用するには、BMLinkSオプションが必要です。また、BMLinkS機能を有効にする必要があります。お使いの機器で、BMLinkSオプションがインストールされていることと、有効になっていることは、機器のWeb Image Monitorを使って以下の手順で確認できます。

設定確認⽅法

  1. コンピューターのWebブラウザーから「http://<機器のIPアドレス>/」 にアクセスします。
    以下のWeb Image Monitor画面が表示されます。
  2. [機器の管理]をクリックし、[設定]をクリックします。
  3. BMLinkSオプションの有無を確認します。
    以下のように[BMLinkS]が表示されていれば、BMLinkSオプションはインストールされています。
    もし、インストールされいない場合は、販売店にご相談ください。
  4. [BMLinkS] をクリックしします。
    [BMLlinkS]画面で以下のように[有効]が選択されていれば、BMLinkS機能は動作しています。
    [有効]が選択されていない場合、右上のログインボタンを使い、管理者としてログインし、BMLinkSを[有効]に変更します。
    この際、必要時応じて、[組織名]、[支店名]、[ビル名]、[階数]、[ブロック名]を設定します。
  5. [OK]をクリックします。
  6. 機器を再起動します。